ここはトラック専門のホームページのつもりだが、MTB種目について書く。私は自転車競技は好きだが、MTB種目は見た事がなかった。もちろんオリンピックにクロスカントリー種目があるのは知っていたが、会場はトラック競技場からは離れているし、見に行く時間が取れるかわからない状況であった。しかし、男子種目(28日)は何とか見ることができた。何度も書くが、私はこの種目を、このオリンピックでしか見たことがない。自宅ではMTBを持っているし、雑誌や写真ではMTB競技の様子は拝見するが、実際の競技を見るのは初めての経験だ。
まずこれはほとんど「タイムトライアル」だと言うのが私の率直な感想だ。集団で走って、風圧を避けながらどこでスパートするか?どの坂道で逃げ出すとか?ロードのようなテクニック(
(駆け引き)が見られるのかと思っていた。そうではなく、スタートしてある程度すると1列棒状になり、コースの狭さ、荒れた路面状態もあり、一人一人が間隔をあけて追走せざるを得ない。後続からドンドン追い上げてトップに立つと言うのもあるんだろうけど、見ている限りでは最初の数周で大体の選手の位置は決まって、あとはトップクラスのちぎりあい。耐久力ある選手が徐々に他の選手を引き離すという展開であった。
「実力差がモロに出るタフなタイムトラアルレース」というのが私の印象である。ロードと同じく、心肺能力が大切なのは言うまでもないが、荒れた路面をいかにタイムロスなくクリアするかというところがMTBらしいところか。そこにはロードにはないテクニックが介在するのだろう。しかし、集団での状況判断が大切なロードから見ると、MTBはほとんど個人タイムトラアル状態というのが意外であった。
(写真 MTB競技場)